日立と東レ、海水淡水化システムの実用化に向けた覚書をサウジアラビア公社などと締結

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サウジアラビアで海水淡水化システムの実証を実施

日立製作所と東レは5月20日、サウジアラビア王国にて高効率大型海水淡水化システムの実証に向けた取り組みに関する覚書を締結したと発表した。

5月5日にサウジアラビア王国の海水淡水化公社Saline Water Conversion Corporation(SWCC)および、水・エネルギー関連企業のAbunayyan Trading Company Limited(ATC)との間で取り交わしたもの。

今後はサウジアラビアのアルジュベールにて、小型プラントを用いたパイロット実証を行い、1日の生産量が100万立方米クラスの海水淡水化システム「メガトンウォーターシステム」の早期実用化を目指す。

日立と東レ、海水淡水化システムの実用化に向けた覚書をサウジアラビア公社などと締結

高効率低コストで海水を淡水に変えるシステム

「メガトンウォーターシステム」は、内閣府の総合科学技術会議が創設した「最先端研究開発支援プログラム(FIRST)」に採択された課題の一つ。

省エネルギー、低環境負荷、低コストの大規模海水淡水化システムに関する技術を日本指導型で構築しするための技術で、日立日立製作所や東レなど31の組織が2009年から約5年間にわたって研究開発に取り組み、目標を達成したものである。

「メガトンウォーターシステム」研究において、東レは世界初の低圧海水淡水化逆浸透(RO)膜や、バイオフレンドリーRO前処理のためのモニタリング技術を開発。

日立製作所は筒状の圧力容器であるRO膜ベッセルを二段に分割配置して高効率化を図るシステムや、超大型プラント建設に必要なモジュール工法を開発した。

その結果、従来システムに比べて最大20%の省エネルギー化と環境負荷低減を実現。この技術に世界最大の海水淡水化市場を有するサウジアラビアのSWCCおよびATCが興味を示し、今回の覚書締結へと至った。

(画像はニュースリリースより)

<外部リンク>
株式会社日立製作所、東レ株式会社のニュースリリース
http://www.hitachi.co.jp/New/cnews.html

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