イスラムREITがもたらす日本への影響とは? 野村資本市場研究所調べ

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拡大が期待されるイスラムREIT

野村資本市場研究所は「野村資本市場クォータリー2015春号」において、「アジア・中東で広がり始めたイスラムREIT市場」についての研究レポートを掲載した。

イスラムREIT(以下、I-REIT)は、シャリーアと呼ばれるイスラム法にのっとって行う不動産投資信託である。

一般的なREITと変わらないが、シャリーアの規範に反する商品やサービスを提供する企業や小売店をテナントとする不動産への投資が制限されているほか、負債調達面においてもシャリーアに適した金融手法を用いなければならない。

イスラムREITがもたらす日本への影響とは? 野村資本市場研究所調べ

イスラム圏への投資やインバウンド投資の拡大を期待

アジアでは現在、シンガポールにおいて世界最大のI-REITである「サバナREIT」が上場しており、その運用資産規模は10億米ドルを誇る。マレーシアでも3銘柄上場しているほか、GCC湾岸諸国では、1本のI-REITが上場している。

REITに関する規制の整備が進んでいるのはドバイとバーレーンで、サウジアラビアでも上場REITの導入に取り組んでいる。

I-REITはシャリーア委員会の設置など特殊な要件が必要ではあるものの、不動産投資はイスラム圏の金融市場の中でも重要な位置を占めている。今後はイスラム金融市場の拡大に伴い、I-REIT市場も更に成長すると期待される。

野村資本市場研究所はI-REITについて、日本の投資家にとって2つの点で注目されると分析している。

まず、中東・アジアのイスラム圏における優良不動産への投資機会をもたらす可能性があること。2点目は、日本国内の不動産やJ-REITがシャリーア適格な投資対象となる可能性があることから、インバウンド不動産への投資が拡大が期待できる点を挙げている。

(画像は、野村資本市場研究所のホームページより)

<外部リンク>
野村資本市場クォータリー2015春号 – 野村資本市場研究所
http://www.nicmr.com/nicmr/report/repo/2015spr06web.pdf

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