名古屋大学、寄生植物の発芽を抑制する物質を発見

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魔女と呼ばれる寄生植物による年間被害額、1兆円超え

名古屋大学は8月21日、トランスフォーマティブ生命分子研究所の研究チームが、穀物に寄生する植物「ストライガ」の発芽を誘導するタンパク質を発見したと発表した。

アフリカでは、ストライガと呼ばれる寄生植物による被害が深刻な問題となっている。

ストライガとは日本語に訳すると魔女の意味で、トウモロコシやイネなど主食となる穀物に寄生して養分を吸い取る植物で、ストライガによる被害額は年間に1兆円を超えると推定されており、アフリカの食糧問題の大きな要因となっている。

名古屋大学、アフリカの穀物に寄生する植物の発芽を制御する物質を発見

ストライガの発芽を防ぐ薬剤開発に期待

研究チームはストライガが穀物に寄生するプロセスを可視化するための分子「ヨシムラクトン」を設計・合成し、これを使って、ストライガの発芽を誘導するタンパク質を発見した。

誘導タンパク質の発見により、ストライガの発芽を防ぐ薬剤の開発が可能となり、将来、アフリカの食糧問題を解決するための糸口になるのではないかと期待される。

この研究成果は、アメリカ科学誌「サイエンス」のオンライン版に、米国東部時間の8月21日に公開された。

<外部リンク>
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所のプレスリリース
http://www.itbm.nagoya-u.ac.jp/PressRelease_ITbM.pdf

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